何故、用土を乾燥させてから水やりする必要があるのか、
水分を吸い上げる仕組みがわかると理解しやすいと思いますので掲載します。
根っこが水分を吸収する仕組みです。
人間の様な口がある訳では無いのに、なぜ水分を吸い込むのでしょうね?
そのためには、根っこの1つの細胞を理解する必要があます。
例えば台所で、
フタがきちっと閉まる鍋で煮物をしたと思ってください。
火をきってしばらく置いておくと、煮物が少し冷めて、フタが開かなくなった事がありませんか?
お吸い物の椀のフタが開かなくなった事はありませんか?
吸い込む力が働いて開かなくなってしまいますよね。
もう一つの要素として、例えば高野豆腐、
良くだしを吸っておいしくなりますよね。
鍋の中に、良くだしを吸った高野豆腐がぎっしりと詰まっいるのを想像してください。
冷めてくるとフタはまず開かないでしょう。
これが根っこの1つの細胞で、水分や酸素を吸い込もうとする力です。
細胞ですので、鍋には無数の細かい穴が空いています。
また、鍋は細胞本体を守る役目を持っています。
高野豆腐が乾燥することによって、水分を吸収しますが、
高野豆腐が十分に水分を含んでいると、新しい水分を与えても、高野豆腐は水分を吸収できません。
乾燥によって、
水分の少なくなった細胞が水分を吸収し、
隣り合った乾燥した細胞が、水分を含んだ細胞から水分をもらうことの繰り返し、
まるでバケツリレーの様に、細胞から細胞へ水分が送られいきます。
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