From 2015, 2015年より、

マイナーなユーカリ達』は日本語のみでというか、英語にできないだけですが、ユーカリに関する栽培記録を掲載しています。

The English version is "Slow Life - Tidings of four seasons".
I am weak in English. For that reason I aim at something like picture book, that is represented by words of a little.

英語版としていますが、タイトル通り『四季の便り』として、日本語と英語の併記で四季折々のユーカリの姿を掲載しています。

Aromaphloia アロマフロイア』では、バラやアロマオイルなどユーカリ以外のものを掲載しています。

2012年10月16日火曜日

地植えと鉢植えの比較


写真の品種はムーンラグーン(Eucalyptus Moon Lagoon)です。



比較的低木で枝張りも良く生垣に使えるかなと思い、種を蒔いたのですが、計画変更で使用しなくなったので、1本だけでもということで地植えにしたものです。

写真手前のボット苗は、地植えせずに2.5号ポットのままにしている分です。

ポット苗も地面に置いていますので、大きさの違いが一目瞭然ですね。

地植えの分は、植え替えして約1年、伸びすぎたので樹形を整えるためにカットした後ですがこの差です。


ユーカリの成長力にスイッチが入り、爆発したと言った感じです。

1年で想定していた大きさになってしまいましたので、後は頻繁に葉刈して、ひたすら樹高を抑えるだけです。

実験として植えましたので目的は達成しましたが、香りがもう少し強ければ、オイル抽出用のユーカリと言う扱いも出来るのでしょうが、今となっては少々難儀なものになりかけています。

果物の木であれば、1日でも早く大きくなって実がなって欲しいと思うのは分かるのですが、ユーカリの木はナッツは出来ますが、使えてリースなどの材料止まり。

また、今は丸葉でも、木が大きくなると葉が細長くなるのが主流のユーカリ。

あなたが地植えを考えておられるユーカリ、地植えして後悔しませんか?


もしシンボルツリーとして考えられているなら、



鉢植えで育ててみられてから、これならと思われてから地植えされても遅くは無いと思います。

写真はプルベルレンタ(Eucalyptus pulverulenta)で、鉢を10号から15号に植替えした時のものです。

先端を摘心しましたので、現在はもう少し天辺が茂ってきています。

鉢底から3メートル超えです。

鉢植えですので、成長はスローで年数がかかりますが、その間、

台風が来ると紐で固定したり、

葉っぱが枯れたりするとなんでだろうと心配したり、

天辺をカットしたりするのに、わざわざ大きめの脚立を購入したり、

蜘蛛の巣が張れば外したりと、

色々と手間がかかります。



この手間があるから、いとおしく思えるのではないでしょうか?


10センチ程の苗を入手してから丁度3年です。

鉢植えでも3年でこのサイズになります。


ユーカリの場合、ツリーだと思っていてもマリー状になったり、

枝がとんでもない方向に出たりと、大きくなった時の形状が少々読みづらいところがあります。

このサイズになれば地植えするとしても、どの辺りに植えれば良いか調整してから、ベストポジションに持っていきやすいですよね。


地植えも、鉢植えもあなた次第です。

私が言えるのは、ゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか?

2012年10月14日日曜日

シネオールは空気より軽いのか?

今日、沢山の葉をカットしましたので、昨日紹介したネットに入れて芳香材を8個作りました。

実はこの芳香材をペット用のトイレにぶら下げてあるのですが、

既に結構な数がぶら下がっていますので、今日は私の部屋にぶら下げてみました。

ぶら下げた位置はカーテンレール位の高さで、あまり香りはしないのですが、

部屋で横になっていると、

どぎついシネオールの香りで、シネオール酔いの状態です。


もしかして!?

ガス警報器ですが、天然ガス向けには天井近く、プロパンガス向けには床近くに設置しますよね!

ユーカリの香りもこれと同じ?


ネットで比重を調べてみました。

天然ガス 0.64

エタノール 0.80~0.92

ユーカリオイル 0.90

空気 1

プロパンガス 1.55

ブタンガス 2.07

これならユーカリオイルは天然ガスと同じ様に天井側に漂いますので、

プロパンガスの様にユーカリの香りが床に漂うはずがありませんよね。


重大な疑問が!

比重ってなんなの?


比重は、固体及び液体については水、気体については同温度同圧力での空気を基準とすると有りました。

エタノールやユーカリオイルは液体なので、水の比重を1として、ユーカリオイル0.90という事です。

余談ですが、水蒸気蒸留をすると水と分離されるという事なんですね。


では、空気と水を比べると、

10℃時の密度 Kg/m3

空気 1.247

水 999.69

と言うことです。

約1000倍ちがうという事ですが、これでは話になりません。

ネットで色々調べてみると、エタノールの対空気比重を見つけました。


これを基に並び変えると、

天然ガス 0.64(対空気比重)

空気 1(対空気比重)

プロパンガス 1.55(対空気比重)

エタノール 0.80~0.92(対水比重) 1.59(対空気比重)

ユーカリオイル 0.90(対水比重)

ブタンガス 2.07(対空気比重)

エタノールとユーカリオイルの対水比重はほぼ同じですので、エタノールの対空気比重に近いとみなして、

空気中では、プロパンガスと同じくらいの比重になると思われます。

つまり空気中でのシネオールは、プロパンガスと同じ様に床に溜まると言うことになります。


ペットのトイレにはもってこいかも知れませんね。


また、リースやスワッグは、目線より高い位置に設置すると、香りも楽しめるという事ですね。


逆に低い位置からユーカリ成分を空気中に放出するには、アロマポットやアロマディフューザーなどで、強制的に放出する必要があるという事ですね。

2012年10月13日土曜日

ユーカリの芳香材

ユーカリの芳香剤ではなく、芳香素材(原料・材料)そのものと言う事で材としています。



見た目重視では、リースやスワッグなどにすると綺麗ですが、

香りは今一薄い様です。
















ポプリにすると、

当初は結構香りますが、時間が経つと香りが薄くなります。














香り重視の使い方として、

見た感じあまり良くないですが、

ストッキングタイプの水切りネットに入れて、ぶら下げるのがベストかなと言った感じです。

香りが薄くなってきたら、ドライになった葉っぱを握り潰すと、

香りが戻って来ます。

バリバリという感触が、ストレス発散にも良いかな!?

ネットはストッキングタイプですので、

握り潰してもバラバラになった破片が落ちにくく、

粉々になったら、水きりネットですので、そのまま生ゴミで捨ててもOKでしょうね。


作り方は簡単で、

ストッキングタイプの水切りネットは、100均で1袋に35枚入っているものがあります。

ネットを1つ持って、ユーカリの枝を適当な長さにカットしながら、ネットに詰め込む。

詰め終わったら、ネットの口を縛っておくと、ぶら下げているのが落ちても中身が出ません。

最後にピンなどで止めて完了です。


私が使用しているユーカリの品種は、アロマオイルで有名なグロブルスです。

香りが強いので、芳香効果抜群です。

また、成長が早いので、鉢植えでも結構な量が収穫できます。

病害虫にもかかりにくく、無農薬栽培しやすい品種です。

2012年9月30日日曜日

ユーカリの葉にカビ


カビと言う事で、気持ち悪い写真になりますので、

読み続けられる場合は、ご注意ください。

























ユーカリの葉にカビ

とは言っても、夏の暑い時期に収穫して、ジッパー袋に常温保存した場合です。

写真はジッパー袋に入れたまま撮影しています。



citriodoraはレモン系の香りで有名で、精油分も多い品種ですが、白カビが最も多く繁殖していました。








delegatensis、melanophloiaは黒カビと白カビ半々。










pulverulenta、urnigeraaは黒カビと白カビ半々。

pulverulentaは抗菌作用に期待していたこともあり、ココまでカビると少々残念です。









glaucescens、cinereaは葉は黒ずんできているものの、黒カビ自体は少ない様です。











smithii、tenuiramisは黒ずんできているものの、カビはうっすらと言った感じです。

smithiiに至ってはまだ緑の部分がかすかに残っています。


smithiiの葉は、水分が少ないのか?
それとも抗菌能力が高いのか?




失敗は成功のもと。

転んでもただでは起きぬ。

機会が有れば、沢山の品種で耐カビ実験をやってみたいと思います。

2012年6月24日日曜日

アロマポット+モリスビー


台風4号によって幹の途中で折れかけてしまったモリスビーの枝です。

先端辺りが重たすぎて二つ折れになりかけたもので、先端を軽くするため太めの枝を4本切りました。

香りの強さとしては少々弱い様でしたので、太い枝から出た細い枝1本分の葉っぱをアロマポットに入れました。

アロマポットの前にある枝が、葉っぱをちぎったあとです。


モリスビーは主成分がシネオールですが、リモネン、テルピネオールも含まれる様で、

リモネンは柑橘系の皮の香りでレモンに近い感じ、

テルピネオールはライラックに似た香り、


葉っぱをしごいた感じでは、スキッとしたシネオールの香りに乗ってレモンの皮の様な香りがやってくる、

と言った感じです。

ライラックの香り自体がどんなだったか思い出せないので、テルピネオールがどう作用しているのか何とも言えませんが、

シネオールの量とリモネン、(テルピネオール)がいい具合の配分になっているようです。

もう少し香りが強いと言うこと無いのですが、そうは問い屋がおろしてくれない様です。

キャンドルに火を灯し温めたものの、

香りが薄いと言えば良いのか、

これと言った特徴が感じられないと言ったら良いのか、

やはり微妙な香りです。

でも、臭いと言った香りではなく、

ほのかに良い香りが漂うと言った感じです。


P.S.
翌朝も良い香りがしていました。

学名:Eucalyptus morrisbyi(ユーカリ・モリスビー)
英名:Morrisby's gum(モリスビーガム)