蒸留器の冷却部に問題有りという事で、銅管をコイル状にまいた冷却部を作っていましたが、
水漏れ部分の補強、
加熱部と冷却部のジョイントの作成、
洗浄も終わり、ついに完成しました。
冷却をもっと強力に行う必要があるようでしたら、
容器をもう少し上まで伸ばすことにして、
テストを兼ねて蒸留してみました。
樹形を整えるために、早々にカットしたいグロブルスがあり、
蒸留器の出来上がりを待って、カットしました。
今回は、茎は使用せず、
葉っぱのみです。
2リットルサイズの鍋に半分強ですので、
ガーゼで包んでも1リットル位にはなるはずです。
葉っぱをちぎっていると、
指先がオイル分でべたべたになっていました。
冷却部に水を注いで、
今回は1,8-シネオールの抽出がメインですので、
氷で水温調整。
IHの目盛りは保温と弱の間(私の覚書です)。
銅管が長いせいか1時間後に最初の1滴が出てきました。
さすがに短い管のほうからです。
1時間30分近く、
少々時間がかかりすぎですので、
50ccで終わり。
銅管に残ったものを回収するために、
IHの目盛りを強にして5分。
加熱部をかなり沸騰させ、
蒸気圧で排出させたもので、
濁りが見受けられます。
最後は1時間程、放置しておいて回収したものも、
30cc程排出されました。
回収容器は1,2,3と付番していますので、香りの違いも確認できます。
今までとはかなり違うで・・・
鼻を刺激する揮発油その物です。
きっとこれが1,8-シネオールなんでしょうね。
クリアな樟脳の香りをギュッと凝縮したような感じです。
前回のグロブルスとは天と地くらいの違いがあります。
アロマオイルで販売されているグロブルスは、
もっと柔らかい感じだったと思いますが、
蒸留直後のグロブルスは、
グロブルスの葉っぱを大量にちぎってビニール袋に入れて、
翌日、ビニール袋の香りを一気に嗅いだ様なものです。
と言っても、グロブルスの葉っぱを大量にちぎった人にしか分かりませんが、
私にとって、念願の刺激臭です。
グロブルスのオイルはダニ除けに効果があるとか、言われますが、
本当にダニもよって来ない様な感じがします。
最強の除菌剤でしょうか?
ケトルの温度が下がってから、冷却部の洗浄を行いましたが、
水道水が出る瞬間、クリアな樟脳の香りがしていました。
まだまだシネオールが抽出できそうです。
2リットルアランビックでしたら、
容器の半分、1リットルの水を入れて、
それの40%位を目安に蒸留するようですので、
400cc位は抽出できる様です。
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