自作蒸留器ですが、今までの冷却方法では揮発成分がまったく残りません。
と言う事で、冷却部を作りなおしています。
アランビックの冷却部やら酒造会社の蒸留器の冷却部を参考にしながら作成中です。
アランビックの冷却コイルは、直径の3倍位が何段有るかで計算すると、
家庭用のアランビックを写真で見る限り1メートル~2メートル位でしょうか?
酒造会社の冷却部のコイルは本数も多く、かなりの長さがある様ですごいの一言ですね。
こうなると、そこそこの長さが欲しくなりますが、
趣味の範囲と考えると、ばかでかいものは置き場に困りますし、
蒸留水が落ちてくるかどうか疑問があります。
まず、冷却部の銅管の太さですが、
同じ様なものをイメージするとエアコンのドレンパイプでしょうか?
冷却で発生した水滴が、パイプを通って戸外へ出される様子は、まるで蒸留器の様です。
エアコンのドレンパイプは、家庭用で13ミリとか14ミリらしいです。
かと言って、13ミリの銅管を手で曲げられるのかと言う疑問です。
手で曲げるには、価格的にピンからキリまでありますが、
一番安いスプリングベンダー(数百円)を利用して曲げるのを前提に調べると、12ミリ位が限界のようです。
スプリングベンダーとは、銅管を手で曲げても折れない様にする器具です。
手で曲げられる銅管は、なまし銅管と言って、それように処理されたものです。
ネットで通販されているなまし銅管を検索、
色々ヒットしますが、銅管そのものは安くても、結構配送料が高くついてしまうところもありますので、
配送料込みで検討する必要があります。
私の場合は、そこそこの長さが欲しかったので10メートル巻きをチョイス、
同時にスプリングベンダーが手に入る口径は9.52ミリでしたので、
このサイズで発注、3000円を超えましたので送料は無料でした。
朝発注して翌日到着、早速銅管をコイル状にしました。
もともとコイル状で送られてきますので、さらに小さな輪にするのは比較的に簡単ですが、
両端を真っすぐにしたり、出口をちょこっと曲げたりするには相当の力がいります。
まぁこれくらいで許したろで、妥協しないと完璧は無理です。
冷却部のコイル長は、6メートルと4メートルのダブルコイルです。
ダブルコイルにした理由は、
10ミリ程度の口径では加熱部に圧力がかかり、圧力鍋状態になるのを少しでも回避させるためです。
目的とするものは、揮発性の高い部分の採取ですので、
減圧して低温沸騰させたいところですが、まず無理ですので、
出来るだけ圧力が高くならないようにしただけです。
10リットルのポリの容器に銅管をとりつけていますが、
出口をふさいだ樹脂が10リットルの重みに耐えるかどうかまだ試験していませんし、
容器の高さも不十分ですし、銅管とケトルをとりつけるジョイントの作成中です。
でも、これだけのコイルを作っておけば、かなり大きな加熱部にも対応できそうな気がします。
何をする気なのか・・・・
帯に長し・・・
でしょうね。
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